二上山の山裾に広がる田園風景を思い浮かべて・・・

『純米吟醸 初穂乃香』は、地元農業者とともに蔵人も米作りに携わり、原料米の生産から醸造まで一貫した生産体制で製造された正真正銘の香芝の地酒です。

地元産の酒米で純米吟醸酒を造りたいという想いから生まれた商品で、企画の時点では香芝市内で酒米を栽培している農業者がいなかったことから、市の農業委員会と地元農業者との共同プロジェクトとして、香芝市内では初となる酒米栽培に挑戦。
栽培する酒米は、奈良県の固有種である「露葉風（つゆはかぜ）」となりました。

「露葉風」は山間部での栽培に適する品種とされ、平坦地である香芝でうまく育つかという懸念もありましたが、JAならけんからの支援も受けながら、田圃の水の管理によって山間部の寒暖差を再現するなどの工夫によって、2021年秋、無事収穫に成功し、翌2022年より『純米吟醸 初穂乃香』の販売を開始。
『初穂乃香』という銘柄は、「香芝で初めて実った穂」という意味から名付けられました。

住宅都市としてのイメージが強い香芝市ですが、二上山東麗のエリアには、のどかな田園風景が残っています。
日本酒と米は切っても切れない関係性にあり、地元の田圃（農業）の存続なしには本当の意味での地酒（地元産原料米で製造した酒）を作ることができないため、私たち酒蔵としては何としても守っていきたい風景です。
二上山をバックに、その山裾に広がる田園風景を思い浮かべながら『純米吟醸 初穂乃香』を飲んでいただけたら幸いです。

「全国燗酒コンテスト2022」プレミアム燗酒部門 金賞
「インターナショナルワインチャレンジ2023」SAKE部門／純米吟醸酒の部 大会推奨酒。

希望小売価格:2750円（税込）
内容量:720ml